お使い頂くにあたって(お手入れ方法)

未使用時には(収納時)は必ず「掛けて」、吊り下げてください。立てかけて置いてしまうと、穂先に負荷がかかり、穂先に「クセ」がついてしまいます。

この「ステッキ」の柄は、棚・ドアノブ・椅子の背もたれ等々、室内のさまざまなシチュエーションにおいて、引っ掛けて・吊り下げられやすくなっています。結果、ホコリやゴミが気になるときに箒が取り出し易くなりますし、かつインテリアの点からも、「掛けほうき(掛け無精ほうき・掛け重宝ほうき)」が、室内における「風景となるような道具」になって頂ければ、と考えております。

使用年数・耐用年数に関しましては、「使い方・使用頻度」にもよりますが、3~5年程使うと、穂先に「掃きグセ」がつき、草の繊維がナナメになったり偏ったりする場合があります。「掃きグセ」を修正する場合は、霧吹き等で草に十分な水分を含ませ、草が潤っている状態にしてください。草の繊維が柔らかくなりましたら、「手串」の力を加え、まっすぐに草を整えてあげて下さい(寝癖を直す要領です)。完全に復元する訳ではありませんが、かなり「クセ」は修正されます。

また長い使用によって穂先がちびて(減って)、掃きゴコチに物足りなさを感じるようになりましたら、前髪を切り揃えるように、穂先をハサミで切り揃えてください(普通のハサミで結構です)。そうしますと、穂先が綺麗に揃い、「コシ」・「掃きゴコチ」が戻ってきます。

穂先を整え、切り揃え、だんだんと穂の長さが短くなってきますと、「コシ」がぐっと出てきます。お買い上げ時から、「半分、もしくは三分の一」程度まで「使い切る」ことのできるものです。最後は庭掃きや玄関掃きとしてお使いください。量販店等で販売しております「外掃き用」の箒よりも、ずっとよく使えます。

最終的には3年から5年、大事に使って限界まで使いきること考えれば、10年(もしくはそれ以上)は「ほうき」としての機能性は保持できるものと考えております。

ステッキ柄の原材料である「籐」は大変頑丈な素材です。十分に使い切った箒に関しましては、ステッキ柄はそのままに、穂先の新たな「編み直し(新品穂先交換)」も承っております。